腰痛の病態 ②椎間関節性腰痛とは
こんにちは!
ひふみ整骨院です😊
今回は腰痛の病態シリーズその②として椎間関節性腰痛を解説していきます。
前回解説した腰椎椎間板性腰痛と名前が似ていてわかりづらいですがお付き合いください!
椎間関節性腰痛とは腰にある椎間関節という関節が痛みの原因となって起こる腰痛です。
腰痛の原因の約2割は椎間関節性腰痛だといわれていて、さまざまある原因のわかる腰痛の中で高い割合を占めています。
椎間関節とは
椎骨という背骨の骨を上下左右でつないでいる関節です。
腰の椎間関節は体を屈めたり反らす時によく動きますが、体をひねる時にはあまり動きません。
体を反らしたりひねる動きで負担がかかる関節です。
また椎間関節には痛みを感じるセンサーがたくさんあるため、痛みを感じやすいといわれいています。
この椎間関節に反らす・ひねる動きを急激に加えたり、反らす・ひねる動きを繰り返したり持続的に行うと椎間関節を損傷し腰痛を感じるようになります。
症状
・背骨の少し外側(1横指外側)の痛み
・腰を反らす・ひねる・ひねりながら反らすと痛む
・前かがみから起き上がる時に痛む
・お尻や、太ももの痛み
などがあげられます。
原因
・腰を反らしたりひねる際に背中や股関節が硬くて上手に動かせない
・腰まわりの体幹の安定性が低下し腰が動きすぎてしまう
・骨盤を後ろに傾ける動きが硬い
・腰が反りすぎている、骨盤が前傾しすぎている姿勢
などのことが椎間関節への負担を大きくし、椎間関節性腰痛を起こしやすくなります。
そのため背中・股関節の柔軟性、体幹の安定性、骨盤を後ろに傾ける動きを高めることが椎間関節性腰痛の改善に繋がります。
簡単にできる椎間関節性腰痛対策のエクササイズを紹介します!
背中が硬く動きづらいと体を反らしたりひねる際に腰が動きすぎてしまい負担がかかります。
このエクササイズで背中を上手にそらせるようにして腰の負担を減らしましょう。
何度も紹介してるエクササイズですね笑
腰がなるべく動かないようしっかり背中を反らしましょう。
この動きが上手にできるようになると体にとてもいいのでぜひやってみて下さい!
こちらのエクササイズは体をひねる動きの柔軟性を高めます。
腰が動かないように背中をしっかりひねりましょう。
胸にもストレッチがかかり胸が開きやすくなります。
次は股関節のストレッチです。
股関節の前側が柔らかくなると体をそらす際の腰の負担を減らせます。
座っている時間が長い方はここが縮こまっていることが多いのでしっかり伸ばすと気持ちいいですよ!
今回挙げたこと以外にも椎間関節性腰痛になる原因や、椎間関節性腰痛の改善方法などはさまざまあります。
腰痛の症状をなくすことはとても難しいですが、しっかりと評価、判断をし適切な施術や運動などを行えば改善することはできます。
椎間関節性腰痛に心当たりのある方は是非一度専門家にご相談ください!