運動してますか!? 運動不足のリスクについて
こんにちは!
ひふみ整骨院です😊
寒くなってくるとなかなか運動する気になりませんよね。
今回は運動について解説していきます。
運動不足が死亡の原因になる!?
厚生労働省が2011年に行った調査によると、2007年の1年間に心臓・血管に関する病気や、がん、糖尿病など感染症以外の原因で死亡した日本人のうち、運動不足が原因になったと推定される人の数は約5万人以上だといいます。
これは喫煙、高血圧につぐ3番目の多さです。
また、運動不足と関係が深いとされる高血圧、高血糖、悪玉コレステロール高値、肥満による死亡も多く、運動不足が日本人の健康にとても深刻な問題となっています。
運動量を増やすと心臓病で死亡するリスクを下げる
文部科学省による研究によると、喫煙していない人では週に5時間以上運動すると、週に1~2時間程度運動する人よりも虚血性心疾患(心筋に血液をおくる動脈が狭まったり、閉じてしまったりして、心臓の筋肉である心筋への血液の流れが悪くなり、必要な血液の量を下回った状態)で死亡するリスクが50~80%低くなることがわかっています。
また、別の調査によると、身体活動量が多い人ほど死亡リスクが低く、身体活動量が最大の群の死亡リスクは、新外活動量が低い群と比べて男性で0.73倍、女性で0.61倍でした。
運動をすると脳が活性化する
運動には脳を活性化させる効果もあり、精神にも良い効果をもたらすことがわかっています。
うつ病やパニック障害がある人が持続的な運動を行うと薬を飲むのと同じか、それ以上の効果があるといわれています。
運動によりセロトニンという神経伝達物質の分泌が活性化されます。
セロトニンは幸せホルモンとよばれ、精神を安定させるはたらきがあります。
このセロトニンに抗うつ・抗不安効果があると考えられています。
運動量の目安
運動量の目安として厚生労働省は「1日1万歩(高齢者は5900~6700歩)」という目標をかかげています。
健康のためには、日常生活で週に2000キロカロリー以上のカロリーを消費することが推奨されています。
この週2000キロカロリーを消費するために1日1万歩以上が必要な計算になります。
1万歩をすべてウォーキングや散歩で歩く必要はありません。
日常生活の動作や家事の際の歩行も含まれますので、歩数計などをつけて、1日のトータルが1万歩になるようにしていきましょう。
1万歩歩かなければ意味がないというわけではありません。
歩数によって期待できる効果は変わっていきます。
自分のライフスタイルや体力に合わせて無理なく歩数を増やしていきましょう。