膝の痛みの原因? 変形性膝関節症とは
こんにちは。
ひふみ整骨院です😄
膝を曲げると痛い、階段の上り下りが痛い、正座ができない・・・
そのような症状は変形性膝関節症が原因かもしれません。
今回は変形性膝関節症について紹介していきます。
変形性膝関節症とは
加齢や膝の使い過ぎ、筋力低下や外傷などによって、膝関節の軟骨がすり減り変形することで、痛みや動きの悪さが生じる病気です。
日本では、40歳以上の方のうち約2530万人が変形性膝関節症と推定されており、そのうち約1000万人に自覚症状があるといわれています。
女性に多い傾向があり、60歳以上では男性の約1.5~2倍になると報告されています。
症状
変形性膝関節症の症状は徐々に変化し進行していきます。
おおまかに3つの段階に分けて変化するといわれています。
初期
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起き上がるときや動き始めに膝がこわばる感じがある
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鈍くはっきりしない痛みを感じ始める
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正座や階段の上り下り、急な方向転換で痛みが出ることがある
この段階では、体を動かしているうちに痛みがやわらぐのが一般的です。
中期
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初期では自然におさまっていた痛みが持続するようになる
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正座や階段の昇降が難しくなる
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膝が腫れて熱感が出る(関節内の炎症が強くなる)
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O脚やX脚などの見た目の変形が目立ってくる
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歩行時に「きしむ音」がすることがある
末期
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軟骨がほとんど失われ、骨同士が直接ぶつかり合う
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痛みが強くなり、日常動作が困難になる
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しゃがむ、立ち上がる、歩くこともつらくなる
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安静時でも痛みがあり、横になっていても痛むことがある
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生活の質が著しく低下し、活動量の減少により認知機能が低下しやすくなるとも言われています
原因
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加齢
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膝の使い過ぎ
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筋力の低下
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外傷(けが)
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靭帯や半月板の損傷
これらによって軟骨が少しずつすり減り、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)が直接ぶつかるようになります。
軟骨がすり減ってしまうと、骨は再生しようとしますが、体重などの負荷が常にかかるため、元の形には戻らず関節が変形してしまいます。
また、以下のような要因も進行のリスクを高めるとされています。
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肥満
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高血圧
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脂質異常症
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糖代謝異常(糖尿病など)
予防と早期発見の大切さ
一度すり減った軟骨や変形した関節は、自然には元通りになりません。
そのため、関節がこれ以上すり減らないように、予防や進行の抑制が非常に重要です。
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正しい姿勢や動作を心がける
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適度な運動で筋力を維持する
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体重管理をする
といった日常的な工夫が、膝を守るポイントとなります。
おわりに
「もしかして変形性膝関節症かも…」と感じた方は、
早めに医療機関を受診することをおすすめします。
早期に対処することで、痛みの軽減や進行の予防が可能です。
ひふみ整骨院でもご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。