産後ケアが必要な理由
こんにちは!
ひふみ整骨院です😊
赤ちゃんを出産した後、体をケアした方が良いとよく言われますよね?
今回は産後ケアが必要な理由についてお伝えします💡
産後、体に起こる変化
・体重や体型の変化、姿勢の変化
・ホルモンバランスの変化
・赤ちゃんを育てるための子宮の大きさの変化や血流量、酸素量の増加など
細かく言えばまだまだありますが、このあたりが大まかな変化になります。
体重、体型の変化や姿勢の変化
体重増加量は個々に違いますが、およそ5㎏から15㎏の増加があります。
赤ちゃんが大きくなるにつれてお腹の大きさが目立つようになり、重心の位置が前に変化するため、上半身を反らすような姿勢になります。
かかと重心になりやすく、歩隔(左右の足の幅)が広がり、左右に体を振るようにして歩くことが多いです。
妊娠から出産までの長い間このような姿勢や使い方をしてきた体は、出産したらすぐに元に戻るわけではありません。
正しい使い方を体が思い出せるように、運動したりケアをする必要があります。
ホルモンバランスの変化
妊娠、出産に関わるホルモンはたくさんありますが、特に重要となるものをご紹介します。
黄体ホルモン(プロゲステロン)
妊娠を維持するためのホルモンです。体内に水分をためる働きがあるため、むくみやすくなります。
エストロゲン
妊娠を維持するためや、妊娠後期になると分娩に備えて子宮頚管を柔らかくします。
オキシトシン
出産前には陣痛を引き起こし、分娩後は後陣痛により子宮を元の大きさに戻す働きがあります。
産後は乳汁を分泌し、射乳反射を引き起こします。
愛情ホルモンともいわれます。
リラキシンホルモン
妊娠を維持するために子宮筋を緩めておくホルモンです。
また、出産に向けて靭帯を緩めます。
このホルモンが原因で関節の支えが弱まるため、腰の痛みや恥骨痛を引き起こすこともあります。
赤ちゃんを育てるための子宮の大きさの変化や血流量、酸素量の増加など
妊娠前の子宮の大きさはおよそ直径7㎝、重さ50g(卵1個分くらい)です。
それが妊娠中、最大で直径35㎝、重さ1㎏となります。
大きくなった子宮が、下に位置する膀胱を圧迫することで頻尿、尿もれなどが起こりやすくなります。
血流量は妊娠前より1,4倍に増えます。そのなかでも血液中の水分(血漿量)は約1,5倍、赤血球量は1,2倍になるため、水っぽい血液となります。
そのため鉄欠乏貧血になりやすくなります。
血液循環量が増えることも、尿量が増加するため頻尿の原因になります。
さらに胎児に酸素を供給するため心拍出量、心拍数が増加するため、動悸がすると感じることも多いです。
大きくなったお腹により横隔膜が圧迫されたり、肋骨の動きが制限されることで浅い呼吸になり、息切れや疲労感も起こりやすくなります。
いかがでしょうか?
細かく言えばまだまだ体の変化はありますが、およそ10か月変化し続けてお産という大ダメージを受けた体が、赤ちゃんが出てきたと同時に妊娠前の体のように元通りになることはありません。
体の中のホルモンバランスなどの変化は自然に戻りますが、姿勢の変化や体形の変化は筋力低下や体の使い方が変わったことによるものが多いので、筋力を取り戻し、正しい使い方を思い出す作業が必要になります。
産後、妊娠前にはなかった体の変化があった場合は、専門の施設でみてもらいましょう😊
何かしらの不調がある方はぜひ一度ご来院ください💡