腰痛の病態 ①腰椎椎間板性腰痛とは
こんにちは!
ひふみ整骨院です😊
今回は腰痛の病態の分類のうちの腰椎椎間板性腰痛について解説いたします。
腰椎椎間板性腰痛とは椎間板という組織が痛みの原因となって起こる腰痛です。
椎間板は椎骨という背骨の骨と骨(腰にある椎骨のことを腰椎といいます)の間にあり、クッションのような役割を果たしています。
この椎間板が加齢、長時間の座位や前かがみの姿勢での作業、スポーツでの負担、急な外力により過度に圧迫されたり捻られてしまうなどで損傷してしまうことにより腰痛を感じるようになります。
症状は
・座っていると痛む
・前かがみをすると痛む
・くしゃみ、咳などでいきむと痛む
・お尻や股関節の前側などの腰以外の痛み
などがあげられます。
前かがみの際や、椅子に浅く腰かけて背もたれに寄り掛かるなどの動きや姿勢で、骨盤が後ろに傾き(後傾)、腰の骨が丸まり、椎間板は強く圧迫され痛みを感じやすくなります。
そのため骨盤を後傾させたり、腰を丸めないように生活することが椎間板性腰痛の予防や改善にはとても重要です。
前かがみになる際、例えば顔を洗う際などは上の図のような骨盤を前傾させた姿勢を保ちながら行いましょう。
その際は腰からかがまず、お尻を後ろに引くように股関節を曲げると骨盤が後傾しにくいです。
椅子に座る際は、深く腰かけ、背もたれにもたれないようにし、こちらも骨盤を前傾させるように注意しましょう。
よく尾てい骨といわれる骨の下にクッションなどを入れると骨盤の前傾を保ちやすくなるのでおすすめです。
骨盤が後傾しにくく、前傾しやすくするためには股関節を上手に曲げられるようにすることが大事です。
そのためにはハムストリングスという太ももの裏にある筋肉を柔らかくする必要があります。
また、腰の骨が丸まらないようにするために、背中の骨の動きを高めて腰ばかりが頑張って動きすぎないようにすることも重要です。
ハムストリングスを柔らかくするためにおすすめのストレッチを紹介いたします。
『ジャックナイフストレッチ』
硬くてなかなか膝が伸びないかもしれませんが、しっかり胸を太ももにつけて行いましょう。
ふらついて転倒しないように気を付けましょう。
ハムストリングスが柔らかくなると前かがみしやすくなります。
次に背中の骨の動きをよくするエクササイズを紹介いたします。
スウェイバック改善でも紹介したエクササイズです。
はじめのうちは小さな動きでいいので、腰が動かないようにしっかりと背中だけを動かしましょう!
腰が動いてしまうと腰痛が出てしまうかもしれませんので注意してください。
普段丸まっている背中が伸びてとても気持ちいいですよ!
今回挙げたこと以外にも椎間板性腰痛になる原因や、椎間板性腰痛の改善方法などはさまざまあります。
腰痛の症状をなくすことはとても難しいですが、しっかりと評価、判断をし適切な施術や運動などを行えば改善することはできます。
椎間板性腰痛に心当たりのある方は是非一度専門家にご相談ください。