赤ちゃんの頭の形と向きぐせの話
最近赤ちゃんの”向きぐせ”、発達についての相談もよく受けるのですが、
・ずっと同じ方向を向いて寝ているけど大丈夫かな?
・絶壁頭になってきた気がする
・何もしなくても頭の形は治るの?
・頭が長くなってきた気がする
・頭の片方だけ平らになっている
・ヘルメット治療をした方がいいのかな?
など、赤ちゃんの頭の形を心配されている方が多いです。
特に向きぐせによっておこる赤ちゃんの頭の形について、変わりやすい原因、そしてお家でできるケア方法もお伝えします😊

なぜ赤ちゃんの頭は変わりやすいのか?
赤ちゃんの頭蓋骨は大人の頭蓋骨と異なり8個の骨で構成されています。
それらは出産時、お母さんの産道を通る際に頭の形を変形させて出てくるために緩く繋がっており、その後乳幼児期の脳が大きく成長するスペースを確保するため、1歳半~2歳ごろにかけて結合し、大人のような硬い頭蓋骨になります。
この骨同士の隙間が空いていて柔らかい状態の時に、長時間の外部からの圧力が加わることで頭の形は変わりやすくなります。

頭の形が偏る原因は?
頭の形にも個人差がありますが原因は様々です。
・遺伝的要因
・母胎内での姿勢の影響
・生活による外的要因
・頭蓋骨縫合早期癒着症など
なかでも、生活による外的要因は多く見られ
・”向きぐせ”がある
・同じ方向での抱っこや授乳
・長時間ベビーカーやチャイルドシートに乗ることが多い
・首や体の使い方に偏りがある
などは頭の同じところに圧がかかりやすくなるため影響しやすいです。

おうちでできる頭のケア
〈向きぐせの改善〉
赤ちゃんはお母さんのお腹の中では羊水に包まれていたため、無重力空間で成長してきました。
お腹の中でたくさん動いて運動してきた赤ちゃんですが、生まれてから初めて重力にさらされると自由に動けなくなります。
毎日少しずつ重力に抵抗して動くことで、体の動かし方を再学習し、重力下でもさまざまな姿勢をとることができるようになります。
そんな赤ちゃんは最初、自分自身の体を動かすことがとても大変で、自分の頭を動かすこともひと苦労!
頭を持ち上げて向きを変えるサポートに、首枕は効果的です!

このような首枕を使うと、赤ちゃんの頭が床から少しだけ離れるので、頭を動かしやすくなります。
(※頭が床から離れるほど持ち上げているわけではありません⚠️)
それから追視遊びでおもちゃを目で追っていくと、上下左右に頭を動かすことに繋がります。
右も左も視界が広がると、左右の手もたくさん使えるようになり、向きぐせの改善になります。
色々な方向から声をかけ、視野を広げていくことも大切です。
〈タミータイムを取り入れる〉
乳幼児突然死症候群を防ぐため、最近ではあおむけ寝が推奨されています。
ただ、あおむけ寝が推奨されているのは赤ちゃんが眠っているときです。
赤ちゃんが起きてご機嫌な時はたくさん体を動かして、赤ちゃん自身が体の感覚を掴むことが大切です。
タミータイムとは”うつぶせの練習”のこと。
最初は短い時間から、赤ちゃんの機嫌のよい時間を見つけて取り入れましょう!
*色々なうつぶせパターン*
🔶パパママのお腹の上
🔶膝の上
🔶床でクッションを使用して
🔶抱っこで

こんな時は専門家に相談を!
赤ちゃんの頭の形には個人差があり、成長とともに変化していきます。
しかし、保護者の方が強い不安を感じていたり、次のような場合には専門家に相談することをおすすめします。
・目の大きさ、耳の位置にあきらかなズレがある、頭の形に大きな左右差がある
・常に同じ向きを向いていて、反対側を向かせようとすると嫌がる
・生活で工夫をしていても、改善が見られない
・発達面で気になるところがある

頭の形が気になるという場合は、ヘルメット治療という方法も
頭の形の程度にもよりますが、ヘルメット治療を行うという選択肢もあります。
ヘルメット治療は、頭が成長していく力を利用して形を整えていく方法です。
すべての赤ちゃんに適応になるわけではありませんが、頭の形が気になる場合は専門の医療機関に相談してみるのも良いです。
赤ちゃんの頭の形に関するよくある質問(FAQ)
Q. 赤ちゃんの頭の形は自然に治りますか?
軽度の場合は、寝返りやお座りなどで姿勢が変化することで改善することがあります。
しかし、向きぐせが強い場合や左右差が大きい場合は改善しにくいこともあります。
気になる場合は早めに専門家へ相談しましょう。
Q. いつまでに対策した方がいいですか?
頭蓋骨は生後6か月頃まで特に柔らかく変化しやすい時期です。
そのため、生後6か月頃までに向きぐせや頭の形が気になる場合は早めの対応がおすすめです。
Q. ヘルメット治療は必要ですか?
すべての赤ちゃんに必要なわけではありません。
頭の形の程度や月齢によって適応が異なります。
専門医による評価を受けた上で検討することが大切です。
Q. 向きぐせは発達にも影響しますか?
向きぐせそのものが発達の遅れにつながるとは限りません。
しかし、体の使い方に左右差がある場合は寝返りや手の使い方に偏りが出ることがあります。
そのため、頭の形だけでなく体全体の動き方を見ることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんの頭の形は1歳~2歳ごろに完全に定まってきます。
しかし生後7か月ごろになると骨が徐々に硬くなってきますので、生後6か月ごろまでに気になるようであれば早めに対処した方が良いです。
頭の形だけを見るのではなく、向きぐせや体の使い方など、なぜその形になったかを見ることはとても大切です。
赤ちゃんの動きをよーく観察してみると見えてくることもありますので、赤ちゃんの成長を感じつつ動き方を観察してみてください😊
当院でできること
当院では赤ちゃんの動き方、遊び方を確認したり、実際に抱っこをしてもらい、姿勢のチェックを行います。
動き方に左右差が見られる場合や苦手な動きがある場合には、動きの幅が広がるような遊び方や関わり方をお伝えいたします。
なかなか改善が見られない場合や、心配なところがある場合は、専門の医療機関への受診の目安もお伝えいたします。
ご予約・ご相談
「いつも同じ方向を向いて寝ている」
「頭の形が変わってきた気がする」
そんな方はぜひご相談ください。
当院では向きぐせや頭の形に対するセルフケアの方法もお伝えいたします。
毎日ご自宅でのケアをすることで、赤ちゃんの動きの幅を広げ、さまざまな成長を促していきます。
お気軽にご相談ください😊
ご予約はLINE、お電話から受けつけております。
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