子供のお口ポカン 気になりませんか?
”お口ポカン”(口唇閉鎖不全)、よく聞く言葉になってきましたよね。
こんにちは。
ひふみ整骨院です😊
「なんとなく状態は知っているけど、実際はどういうものなの?」
「お口が開いてしまうのはみんなそうじゃないの?」
「気になっていたけど、どうすればいいかわからない」
など、どう対処したらいいかわからないという方が多い印象です。
”お口ポカン”が続くと、口腔内の環境が悪化しやすかったり、姿勢や歯並びに影響を及ぼすとも言われています。
ここでは、”お口ポカン”とはどんなものなのか、その原因とお家でできる対策をまとめました😊

”お口ポカン”ってよく聞くけどなんだろう?
名前の通りお口がポカーンと開いている状態のことです。
お口ポカンは口腔機能発達不全症でみられる症状のひとつです。
口腔機能発達不全症とは、
・食べる
・飲み込む
・話す
・呼吸する
など、お口の機能が十分に発達していない状態を指します。
2018年には保険診療の対象となり、小児歯科でも注目されるようになりました。
👄テレビを見ている時に常に口が開いている
👄寝ているときにずっと口が開いている
👄ご飯を食べるときも口を開けて食べ物を噛んでいる
👄鼻呼吸ができず常に口呼吸になっている
👄発音(特に「か行」「さ行」)がうまく言えない
👄唇が乾燥していて、口臭もある
などの状態がいくつか当てはまる場合は、口腔機能発達不全症が原因かもしれません。

なぜお口ポカンになるの?
お口ポカンになる原因は様々です。
・慢性的に鼻が詰まっている、鼻炎、アレルギーがあり口呼吸になりやすい
・唇や口周りの筋力不足
・低位舌になっている
・姿勢との関連
・指しゃぶりなどの影響
・舌を前に出す癖(舌癖)がある
・構造的な影響によるもの
・舌小帯短縮症、出っ歯、下顎が小さいなど
これらの原因はひとつだけでなく、いくつか重なっていることもあります。

お口ポカンがあると何に影響するの?
〈口腔環境に影響〉
口が常に開いていたり、口呼吸になっていると、口の中が乾きやすくなります。
口の中は唾液で潤っている状態が良いです。
唾液がしっかり分泌していることにより、
⭕唾液の自浄作用により、虫歯や口臭を予防する
⭕歯の再石灰化を促すため、歯を強くする
⭕抗菌作用により細菌の繁殖を防ぐ
⭕消化酵素の働きにより、食べ物の消化をスムーズにする
⭕味覚を感じる味蕾に影響して味を感じやすくする
などのさまざまな良い効果を発揮します😊
常にお口ポカンで口の中が乾いていると、口腔環境が悪くなりやすく
🙅♀️虫歯のリスクがあがる
🙅♀️口臭が気になる
🙅♀️風邪をひきやすくなる
🙅♀️食べ物をうまく消化できない可能性がある
🙅♀️食べ物の味を感じにくく、好き嫌いにつながる
などに影響する可能性があります😵

〈食べ方や発音など、口の使い方に影響〉
口を閉じ続ける筋力が低下している可能性があるため、舌や唇、口の周りの筋肉をうまく使えずに食べ方や発音に影響することもあります。
・食べ物をうまく噛めないため、硬いものや繊維質のものが苦手
・味を感じにくくなることで、食べ物の好みに影響する可能性がある
・食べこぼしが増える
・発音や滑舌に影響(特に「か行」「さ行」がうまく言えない)
〈顔やあごへの発達に影響〉
常に口が開いていることや、舌が低い位置にある、または舌が前歯を押すように当たっていることで、あごの成長や歯並びに影響することもあります。
舌は本来、上顎に軽く触れているのが自然な位置です。
舌が下がったままだと、あごの発達や歯並びに影響する可能性があると考えられています。
口元の顔つきに影響することもあります。
〈姿勢や呼吸に影響〉
舌の位置、かみ合わせは頭を支えるためにとても重要な役割を担っています。
口が開いていると頭が前に出た姿勢(ヘッドフォワードポスチャー)になりやすく、首や肩の負担が増えます。
ヘッドフォワードポスチャーについて詳しくはこちらをご覧ください
👇👇👇
さらに口呼吸が続くことで呼吸が浅くなりやすく、集中しにくい、疲れやすいと感じるお子さんもいます。

おうちでできる対策3つ!
鼻呼吸をする
年中鼻水を垂らしている子も多いかもしれませんが、鼻が詰まっていては口呼吸になってしまいます。
こまめに鼻をかむ、かめない子は吸ってあげて鼻を通りやすくしておくとが大切です。
鼻が詰まってしまうのが風邪によるものなのか、アレルギーによるものなのか、原因を知って対策することもお口ポカン対策に繋がります😊
お口あそび
口周りの筋肉を鍛えて、閉じやすいお口にするための遊びです
🔶風船をふくらます
🔶ストローでぶくぶくあそび
🔶「吹き戻し」や「ラッパ」を吹く
🔶シャボン玉を吹く
🔶ガムトレーニング
🔶口や舌を動かす体操(例:あいうべ体操など)

体を動かす
たくさん体を動かして遊ぶことは、良い姿勢を作るために重要です💪
外で走り回ったり、木登りしたりもとても良いですが、暑くて外に出られなくてもできるおうちでの遊びをいくつかご紹介します🤸
🔶ハイハイレース
🔶布団の上でマット運動
→寝っ転がってゴロゴロ転がる
でんぐり返り
布団の下をハイハイでくぐるトンネルくぐり
掛け布団、クッションを乗り越える障害物競走
🔶動物歩き
→かに、かえる、わに、うさぎ、ぺんぎん、へびなど動物の真似して歩く
🔶全力でダンス
→曲は好きなものでOK。ラジオ体操でもいいですよ🙆♀️

🏥受診の目安
こんな場合は歯科や耳鼻科に受診をおすすめします。
・5歳を過ぎても口を閉じられない
・鼻づまりが続く
・いびきが強い
・発音が気になる
・食べこぼしが多い
・歯並びが気になる
よくあるご相談
「写真を見るといつも口が開いている」
「寝ていると口が開いている」
「歯医者さんで口呼吸を指摘された」
「猫背も気になる」
など
FAQ
Q.お口ポカンは自然に治りますか?
乳幼児は一時的に口が開いていることは珍しくありません。
しかし5歳を過ぎても日常的に口が開いている場合には、口呼吸や口周りの筋力、舌の位置、鼻づまりなどが関係している可能性があります。
成長とともに改善するお子さんもいますが、原因によっては自然と改善しにくいこともあるため、気になる場合は早めに歯科や耳鼻科などへ相談しましょう。
Q.お口ポカンは歯並びに影響しますか?
口が開いた状態が続くと、舌が本来あるべき位置(上顎)ではなく、下がった位置にある「低位舌」になりやすいと言われています。
この状態が続くことで、あごの発達や歯並び、噛み合わせに影響する可能性があります。
ただし、歯並びは遺伝や生活習慣などさまざまな要因が関係するため、お口ポカンだけが原因ではありません。
Q.鼻呼吸ができればお口ポカンは改善しますか?
鼻づまりが原因で口呼吸になっている場合は、鼻の通りを改善することで口を閉じやすくなることがあります。
ただし、口周りの筋力不足や舌の位置、姿勢などが関係している場合は、鼻呼吸だけでは改善しないこともあります。
原因に合わせた対策を行うことが大切です。
Q.お口ポカンは何科を受診すればいいですか?
症状によって受診先が異なります。
・歯並びや噛み合わせ、口の機能が気になる場合:小児歯科・歯科
・鼻づまりやアレルギー、いびきが気になる場合:耳鼻咽喉科
・姿勢や体の使い方が気になる場合:必要に応じて整骨院などで体の状態を確認することも選択肢のひとつです。
原因が1つではないことも多いため、複数の専門職が連携して対応することもあります。
Q.整骨院ではお口ポカンを治療できますか?
整骨院で口腔機能発達不全症を診断・治療することはできません。
しかし、お口ポカンのお子さんの中には、姿勢や体幹機能、呼吸の仕方などが関係している場合もあります。
ひふみ整骨院では、お子さんの体の使い方や姿勢を確認し、ご家庭でできる姿勢づくりや体幹を使った遊び、運動などのアドバイスを行っています。
また、必要に応じて歯科や耳鼻科、小児科への受診をおすすめしています。
Q.おうちで今日からできることはありますか?
はい。
毎日の生活の中で取り組めることがあります。
・鼻づまりがあるときは、鼻をかんだり吸引したりして鼻呼吸しやすい環境を整える。
・風船やシャボン玉、吹き戻しなどの「お口あそび」で口周りを使う
・ハイハイや動物歩き、外遊びなどで全身をしっかり動かし、姿勢を支える筋肉を育てる
・食事ではよく噛むことを意識する
無理に口を閉じさせるのではなく、楽しみながら続けられる遊びを取り入れることが、継続のポイントです。
まとめ
お口ポカンの改善は、お口だけを鍛えることが目的ではありません。
子供は全身をたくさん動かして遊ぶ中で、姿勢や呼吸、体の使い方を少しずつ身につけていきます。
暑い日でもぜひ、お家の中でもできる体を使った遊びを取り入れてみてください!








