深臀部症候群 お尻の痛みや足の痺れの原因・症状・セルフケア
”深臀部症候群”ってなに!?
こんにちは。
ひふみ整骨院です😊
「長く座るのが辛い」
「お尻の奥の方が痛い」
「太ももの裏から足先にかけてがしびれる」
「病院で坐骨神経痛と言われたけど原因がはっきりしない」
「腰は痛くないけど足がしびれる」
このようなお悩みはありませんか?
もしかしたら、その症状は”深臀部症候群”が関係しているかもしれません。
深臀部症候群とは、お尻の深い部分にある空間で筋肉などの組織が神経を圧迫・刺激し、痛みやしびれなどを引き起こす症候群です。
長時間座ることやスポーツ、転倒やケガの後などをきっかけに発症することがあります。
硬くなった筋肉のストレッチや生活習慣を見直すことなどで症状が和らぐこともあります。
今回は、”深臀部症候群”の症状や原因、セルフケアに加え、当院でよくある相談や症例も交えながら詳しく紹介していきます

深臀部症候群とは
「坐骨神経の非椎間板性及び骨盤外性絞扼を原因とする臀部から鼠径部への疼痛を呈する症候群」と定義されています。
簡単にいうと、腰ではなく、お尻の深い部分で坐骨神経などの神経が圧迫・刺激されることで起きる症候群です。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などと似たような症状が現れるため、見分けが難しいこともあります。
以前は「梨状筋症候群」とよばれることもありましたが、現在では梨状筋だけでなく、お尻の深い部分にあるさまざまな筋肉や腱、繊維組織などが原因となることがわかっています。
坐骨神経痛を持つ方の約6~8%が深臀部症候群に該当するといわれています。
40~60歳代に多く、男女比では女性の方が多いことが報告されています。

症状
深臀部症候群では、お尻の深い部分で坐骨神経などの神経が圧迫・刺激されることで、次のような症状が現れます。
・お尻の奥の痛み
・太ももの裏側やふくらはぎに広がる痛みやしびれ
・長時間座っていると症状が悪化する
・立ち上がりの際や歩き始めに痛みを感じる
・股関節をひねる動作や前かがみで痛みが出る
・お尻を押すと痛みがある(圧痛)
・足に力が入りにくい、だるさを感じる
・場合により股関節の付け根(鼠径部)に違和感
深臀部症候群は、似た症状が出る腰椎椎間板ヘルニアと間違われることがあります。
しかし、原因は腰ではなく、お尻の深い部分で神経が圧迫・刺激されていることにあります。
そのため、
・腰痛を伴わないことも多い
・お尻を押すと痛みが再現される
・長時間座ると症状が悪化しやすい
といった特徴がみられることが多いです。

原因
お尻の深い部分の神経(坐骨神経が多いが、後大腿皮神経、陰部神経、上殿神経、下殿神経など)が圧迫・刺激されることで症状が現れます。
圧迫するもの
・梨状筋
・お尻の深い部分にある梨状筋以外の筋肉
・太ももの裏の筋肉(ハムストリング)
・血管を包む組織(線維性バンド)や神経の癒着
・血管や神経周囲の異常
・お尻の深い部分の病変
などがあげられます。
発症しやすくなる要因
・長時間座ることが多い
・スポーツで同じ動きを繰り返す、オーバーユース
・転倒やお尻の打撲
・股関節周囲の筋力低下や柔軟性低下
・股関節の手術歴
・妊娠
・体重の増加
など
さまざまな原因や要因があります。
そのため、一人ひとり適切な評価を行ったうえで治療を進めることが大切です。

予防法
深臀部症候群は、お尻の深い部分にある神経が圧迫・刺激されることで起こるため、股関節周囲の柔軟性や筋力を維持し、神経への負担を減らすことが予防につながります。
近年の研究では、このストレッチをやれば必ず予防できるという十分な証拠はありません。
しかし、簡単な運動や生活習慣の見直しが再発予防や症状の軽減につながる可能性があります。
1.長時間座ることを避ける
長時間座り続けると、お尻の深い部分の組織が硬くなり、神経への圧迫・刺激が強くなることがあります。
ポイント
・30~60分に一回は立ち上がる
・少し歩いたり、股関節を動かす
・長く座らなくてはいけない場合は座り姿勢をこまめに変える
2.お尻や股関節まわりの柔軟性を保つ
お尻や股関節まわりの柔軟性がなくなると、神経を圧迫・刺激しやすくなります。
おすすめの体操、ストレッチ
・お尻のストレッチ

・太ももの裏のストレッチ
・股関節の前側のストレッチ
・股関節の体操
ストレッチは痛みの出ない、心地よく伸びる範囲で行いましょう。
体操は痛みが出る場合は中止しましょう。
3.股関節周りの筋力をつける
股関節を支える筋肉が弱くなると、歩行や立ち上がりの際にお尻の深い部分に負担がかかりやすくなります。
特に鍛えたい筋肉は、
・大殿筋
・中殿筋
・体幹の筋肉
筋力を高めることで股関節の安定性が向上し、神経への負担軽減が期待できます。
4.股関節に負担のかかる動作を繰り返しすぎない
階段や坂道の昇り降り、ランニング、しゃがむ動作などを繰り返すことで、お尻の深い部分に負担がかかる場合があります。
痛みがある場合は無理をせず、運動量を調整しましょう。
5.理想的な姿勢や動作を意識する
猫背や反り腰などのいわゆる悪い姿勢や、股関節に負担のかかる体の使い方は、お尻の深い部分に余計な負担をかけることがあります。
日ごろから、
・骨盤をまっすぐ立たせる
・左右均等に体重をかける
・片足に重心をかけ続けない
ことを意識すると、負担を軽減できます。
姿勢に関してはこちら👇も参考にしてみてください。
このような症状がある場合は医療機関を受診しましょう
深臀部症候群と似た症状で、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、股関節の病気が原因になっている場合があります。
次のような症状がある場合は、はやめに整形外科などの医療機関を受診しましょう。
・安静にしていても強く痛む
・足に力が入りにくくなったり、歩きにくくなった
・排尿、排便の異常(尿が出にくい、失禁など)がある
・発熱や原因不明の体重減少を伴う
・転倒や交通事故など強い衝撃の後から症状が出た
・痛みやしびれが徐々に悪化している
また、坐骨神経痛と言われても原因は1つではありません。
症状が長引く場合は、原因を詳しく調べることが大切です。

🐢ひふみ整骨院でよくいただくご相談
当院には、お尻の痛みや足のしびれでお悩みの方から、次のようなご相談をいただくことがあります。
・「病院で坐骨神経痛と言われたけど、原因がよくわからなかった」
・「MRIでは大きな異常がないと言われたのに、お尻から足にかけてしびれが続いている」
・「30分くらい座っていると、お尻の奥の方が痛くなってくる」
・「立っているより座っている方が辛い」
・「スポーツをすると、お尻から太ももの裏が痛くなる」
・「ストレッチをしてもよくならない」
当院では、お身体の状態や動作を確認し、股関節の動きや筋肉の柔軟性、姿勢などを評価したうえで、一人一人に合った施術、セルフケアや運動方法などをご提案しています。
※深臀部症候群の診断は医師が行います。
当院では医療機関での診断結果をもとにお身体の状態に合わせたサポートを行っています。
【症例】長時間座るとお尻から太ももに痛みとしびれが出ていた女性
※個人が特定されないよう内容を一部変更しています。
来院時のお悩み
40代女性・デスクワークをしている
3ヶ月ほど前から、長時間座っていると左のお尻の奥から太ももの裏にかけて痛みとしびれが出るようになりました。
整形外科では大きな異常は見つからず、痛み止めで様子を見ていましたが、なかなか改善されないため来院されました。
お身体の状態
お身体を確認すると、
・お尻の深部の圧痛
・股関節の可動域低下
・不良姿勢
・お尻の筋肉の筋力低下
・運動不足
などが見られました。
当院が行ったサポート
お身体の状態に合わせて、
・お尻の深部の柔軟性を高める施術
・股関節の可動域を上げる施術
・お尻や体幹の筋力トレーニング
・自宅でできるストレッチ
・座り方や正しい姿勢のとり方
・仕事中の休憩のとり方
をご提案しました。
経過
約2ヶ月ほどで
「長時間座っていても症状が出にくくなった」
とのお声をいただきました。
その後も当院での施術と、セルフケアを続け、再発防止に取り組まれています。
※施術の効果には個人差があります。
また、本症例は深臀部症候群そのものを診断・治療したものではなく、身体機能の改善を目的としたサポート事例です。

よくある質問(FAQ)
Q.深臀部症候群と坐骨神経痛は同じですか?
いいえ。同じではありません。
坐骨神経痛は、お尻から足にかけて現れる痛みやしびれの症状を指す総称です。
深臀部症候群は、その坐骨神経痛を引き起こす原因のひとつで、お尻の深い部分で神経が圧迫・刺激されることで起こります。
Q.深臀部症候群と梨状筋症候群の違いはなんですか?
以前は「梨状筋症候群」とよばれることが多くありました。
しかし、現在では梨状筋だけではなく、お尻の深部にあるさまざまな筋肉や繊維組織などが原因となることがわかっています。
そのため、それらを含めた総称として「深臀部症候群」という名称が使われています。
Q.ストレッチだけで改善しますか?
ストレッチで症状が軽減する方もいますが、すべての方に効果があるわけではありません。
症状の原因やお身体の状態に合わせて、筋力トレーニングや生活習慣の見直しを組み合わせることが大切です。
Q.深臀部症候群は自然に治りますか?
軽傷であれば症状が自然と改善することもありますが、長時間続く場合や日常生活に支障がある場合は、早めに整形外科などの医療機関を受診しましょう。
Q.深臀部症候群になりやすい人はいますか?
デスクワークなどで長時間座ることが多い方、ランニングやサイクリングなど股関節を繰り返し使うスポーツをしている方、股関節周囲の柔軟性や筋力が低下している方は、発症との関連が指摘されています。
Q.整骨院で深臀部症候群はみてもらえますか?
深臀部症候群の診断は医師が行います。
整骨院では診断はできませんが、医療機関での診断結果を踏まえながら、筋肉や関節の状態を評価し、体の動かし方やセルフケア、運動指導などを通じて日常生活を過ごしやすくするためのサポートを行っています。
まとめ
深臀部症候群は、お尻の深い部分で坐骨神経などが圧迫・刺激されるなことで痛みやしびれが現れる症候群です。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症と症状が似ているため、原因を見極めることが大切です。
長時間座ることやスポーツによる負担、股関節周囲の柔軟性や筋力の低下などが関係すると考えられており、症状やお身体の状態に合わせた対策が必要です。
また、ストレッチや運動、生活習慣の見直しは症状の軽減や再発予防につながる可能性がありますが、痛みやしびれが強い場合や症状が続く場合は、自己判断せず整形外科などの医療機関を受診しましょう。
ひふみ整骨院では、医療機関での診断結果を踏まえながら、お身体の状態を評価し、一人一人に合わせた施術やセルフケア、運動指導などを行っています。
「長く座っているとお尻が痛くなる」
「お尻から足にかけてがしびれる」
「坐骨神経痛と言われたけどなかなか改善しない」
などのお悩みがある方は、お気軽にひふみ整骨院までご相談ください。
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